Monday, November 11, 2013

映画

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 しゅじんこう【主人公】事件や小説・劇などの中心人物。ヒーローまたはヒロイン。
 しゅやく【主役】劇・映画などの主人公の役。また、それを演じる人。
 ヒーロー【hero】劇・小説などの、男の主人公。
 ヒロイン【heroine】劇・小説などの女主人公。また、実際の事件の中心となる女性。

 はやく【端役】映画・演劇などで、主要でない役柄。転じて、つまらない役目。また、その役の人。
 キャラクター【character】小説・劇・映画などの登場人物。

 あくやく【悪役】映画や芝居などの悪人の役。敵役(かたきやく)。悪形。
 かたきやく【敵役】芝居で、悪人にふんする役。悪役。悪形。
 あくがた【悪形/悪方】歌舞伎で、悪人の役。また、それを専門に演じる俳優。敵役。悪人形(あくにんがた)。
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 さつえい【撮影】写真や映画をとること。
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・洋画  ・邦画

 ようが【洋画】 欧米で製作された映画。また、広く外国映画全般をいうこともある。
 ほうが【邦画】日本映画。
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 かんとく【監督】映画・舞台・スポーツ競技などで、グループやチームをまとめ、指揮・指導する役の人。
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 えんしゅつ【演出】演劇・映画・テレビなどで、台本をもとに、演技・装置・照明・音響などの表現に統一と調和を与える作業。
 しゅつえん【出演】演劇・映画・テレビなどに出て演技をすること。
 えんぎ【演技】見物人の前で芝居・曲芸・歌舞や、体操などの技を行って見せること。また、その技。
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 ストーリー【story】小説・演劇・映画などの筋。筋書き。
 すじがき【筋書(き)】演劇や小説などの大体の内容を書いたもの。あらすじ
 あらすじ【粗筋】およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などの大体の内容。梗概(こうがい)。
 プロット【plot】小説・演劇・映画などの筋・構想。
 すじみち【筋道】1 物事がそうなっているわけ。事の条理。道理。2 物事を行うときの正しい順序。
 あらまし: 1 事柄の大体の所。概略。2 前もって先のことをあれこれ考えること。予想。予定。

 そうこう【草稿】文章の下書き。原稿。

 きゃくしょく【脚色】小説や事件などを舞台・映画・放送で上演できるように脚本にすること。
 きゃくほん【脚本】演劇や映画などの仕組み・舞台装置、俳優のせりふ・動作などを記したもの。台本。本。映画・放送ではシナリオともいう。
 シナリオ【scenario】映画・テレビなどの脚本。場面の構成や人物の動き・せりふなどを書き込んだもの。台本。
 だいほん【台本】演劇・映画・放送などで、演出のもととなる、せりふやト書きなどを書いた本。脚本。
 ぎきょく【戯曲】演劇の脚本・台本。人物の会話や独白、ト書きなどを通じて物語を展開する。また、そのような形式で書かれた文学作品。ドラマ。

 せりふ【台詞】俳優が劇中で話す言葉。
 とがき【ト書(き)】脚本で、登場人物の出入り・動き、場面の状況や照明・音楽・効果などの指定をせりふの間に書き入れたもの。歌舞伎脚本で、「ト思入れあって…」などと「ト」を用いた所から言う。

 そっきょうげき【即興劇】筋立てだけ決めておいて、あとは当意即妙の せりふ や しぐさ に よって演じる劇。
 アドリブ【ad lib】台本や楽譜などにない、即興のせりふ・演技や演奏など。
 そっきょう【即興】その場の感興を即座に詩歌や音楽などに作ること。

 すじだて【筋立て】話や論理などの展開の仕方。また、その順序だった構成。話の骨組み、仕組み。
 とういそくみょう【当意即妙】すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。
 しぐさ【仕種/仕草】舞台上の俳優の動作や表情。所作。
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 ストーリーボード【storyboard】絵コンテ。テレビ広告表現のストーリーと場面を示す草稿。場面の絵とせりふがコマ割りで描かれる。
 えコンテ【絵コンテ】映画・テレビドラマの制作に際し、各カットの画面構成を絵で示し、映像の流れを辿れるようにしたもの。
 コンテ《continuityの略》映画の撮影台本。シナリオをもとにして、画面ごとに実際の撮影に即したせりふや動作・撮影法などの細かい指示を書き込んだもの。ラジオ・テレビの放送台本についてもいう。
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 カット【cut】映画・テレビでのひと続きの場面。ショット。
 ショット【shot】映画・テレビ撮影で、カメラが回転し始めてから止まるまでの一操作。また、その撮影されたひと続きの画像。カット。
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 こま【齣】映画のフィルムの一画面。現在は、1秒間に24齣動く。
 シーン【scene】劇・映画・小説などの場面。
 シーケンス【sequence】映画やテレビで、一続きのシーンによって構成される、ストーリー展開上の一つのまとまり。
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 ひひょう【批評】物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること。
 レビュー【review】批評記事。文芸・芸能などに関する評論。論評。また、評論雑誌。
 ひょうろん【評論】物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。また、その文章。
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 カメラ【camera】写真を撮影する光学機械。スチールカメラ・映画カメラ・テレビカメラなど。
 ビデオカメラ【video camera】映像を電気信号に変換するカメラ。テレビスタジオの大型のものから家庭ビデオの小型携帯用のものまで機種は多い。
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 ドキュメンタリー【documentary】実際にあった事件などの記録を中心として、虚構を加えずに構成された映画・放送番組や文学作品など。
 ナレーション【narration】映画・テレビ・演劇などで、劇の筋や場面、登場人物の心理などを説明する事。また、その説明。語り。
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 ドラマ【drama】演劇。芝居。
 えんげき【演劇】観客を前に、俳優が舞台で 身ぶり や せりふ で 物語や人物などを形象化し、演じて見せる芸術。舞台装置・照明・音楽など視覚・聴覚上の効果を伴う総合芸術。芝居。劇。
 しばい【芝居】役者などが演技をすること。また、その演技。
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 えいが【映画】フィルムに連続的に写しとった映像を、映写機でスクリーンに映し出し、目の残像現象を利用して形や連続した動きを再現するもの。古くは活動写真といった。シネマ。キネマ。ムービー。
 どうが【動画】連続的に見ると残像効果で動いているように見える、少しずつ変化させた一つながりの画像。映画・アニメーションやビデオカメラで撮影した映像など。
 ムービー【movie】映画。
 ビデオ【video】1 映像。特にテレビで、オーディオ(音声)に対する画像。VTR。2 映像信号を取り扱う装置。3 「ビデオテープ」「ビデオテープレコーダー」「ビデオディスク」などの略。
 シネマ【(フランス)cinma】映画。映画館。キネマ。→シネマトグラフ
 キネマ【kinema】1 映画。活動写真。シネマ。2 映画館。「…キネマ」の形で、劇場名として用いられた。
 えいがかん【映画館】映画を上映し観客に見せる常設の施設。映画劇場。
 かんきゃく【観客】映画・演劇・スポーツなどの見物人。かんかく。
 けんぶつにん【見物人】見物する人。
 じょうえい【上映】映画をうつして観客に見せる事。
 えいぞう【映像】映画やテレビの画面に映し出された画像。
 がぞう【画像】テレビやディスプレーなどにうつる像。
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・男優  ・女優

 だんゆう【男優】男性の俳優。
 じょゆう【女優】女性の俳優。女役者。

 はいゆう【俳優】舞台に立って、また演劇・映画・テレビなどで、演技することを職業としている人。役者。
 やくしゃ【役者】能楽・歌舞伎などで、役に扮(ふん)して演じる人。俳優。
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・コメディー   ・トラジェディー
・喜劇  ・悲劇

 コメディー【comedy】喜劇。
 トラジェディー【tragedy】悲劇。

 きげき【喜劇】1 こっけいみや風刺を交えて観客を笑わせながら、人生の種々相を描こうとする演劇。2 思わず笑いだすような、こっけいな出来事。
 ひげき【悲劇】主人公が運命や社会の圧力、人間関係などによって困難な状況や立場に追い込まれ、不幸な結末に至る劇。トラジェディー。
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 こっけい【滑稽】1 笑いの対象となる、面白い事。おどけた こと。また、そのさま。2 あまりにも ばかばかしい こと。また、そのさま。
 わらいばなし【笑い話】1 互いに笑いながら話すこと。また、そのような気軽な話。2 こっけいな内容の短い話。笑話(しょうわ)。3 昔話の一部門。愚か者やあわて者が失敗するおかしさや、はなはだしい誇張や空想を主題とするものなどがある。
 ジョーク【joke】冗談。しゃれ。
 じょうだん【冗談】1 遊びでいう言葉。ふざけた内容の話。2 たわむれにすること。また、そのさま。いたずら。
 ふざける: 1 おどけたり冗談を言ったりする。2 子供などがたわむれて騒ぐ。3 男女がたわむれる。いちゃつく。4 ばかにする。
 たわむれる【戯れる】1 遊び興じる。何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ。2 ふざける。また、冗談を言う。3 みだらなことをする。また、男女がいちゃつく。
 いちゃつく: 1 仲のいい男女が なれなれしく ふざけ合う。2 てまどる。また、ためらう。3 もめる。
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 ばんぐみ【番組】1 演芸・映画・相撲などの演目・組み合わせや、その順序。また、それを書いたもの。プログラム。2 テレビ・ラジオなどの放送の、編成の単位となるもの。また、その部門。3 番衆の組。
 ショー【show】1 舞台芸能などの見世物。特に、音楽・舞踊を中心とした、視覚的要素の強い芸能。2 展示会。3 興行。
 こうぎょう【興行】観客を集め、料金を取って演劇・音曲・映画・相撲・見世物などを催すこと。また、その催し物。
 ロード ショー【road show】1 映画で、一般公開に先だって、独占的に特定の映画館でのみ上映すること。先行上映。2 映画の初公開のこと。封切り。[補説]2は日本での用法。1はもと、ブロードウエーでの演劇の興行に際して、宣伝のために路上で一部分を演じたところからいう。
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 ほうだい【邦題】外国の作品につけた日本語の題名。
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 せいゆう【声優】声だけで出演する俳優。アニメーションやテレビゲームなどのキャラクターの声を担当したり、外国映画の吹き替えなどを行う。
 じまく【字幕】映画・テレビなどで、題名・配役・説明などを文字で映し出した画面。タイトル。キャプション。
 ふきかえ【吹(き)替え】外国映画などのせりふを自国語で吹き込むこと。
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 げんあん【原案】もとになる案。特に、会議などに提出された、最初の案。
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 はいやく【配役】演劇・映画などで、出演者に役を割り当てること。また、その役。キャスト。
 キャスト【cast】演劇・映画・テレビドラマなどの配役。また、配役を決めること。
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 エンディング【ending】物事の終わり。テレビ番組や催し、楽曲などの終わりの部分。
 へんしゅう【編集】一定の方針に従って資料を整理し、新聞・雑誌・書物などにまとめること。また、撮影済みのフィルムやテープを映画などにまとめること。また、その仕事

 プロンプター【prompter】演説や放送などで使われる、原稿表示装置。電子的に原稿などを表示して、話者を補助する。テレプロンプター。

 サスペンス【suspense】小説・ドラマ・映画などで、筋の展開や状況設定などによって、読者や観客に与える不安感や緊張感。また、その小説・ドラマ・映画など。
 ジャンル【(フランス)genre】種類。領域。特に、文芸・芸術作品の様式・形態上の分類についていう。
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 アクション ドラマ: 格闘や立ち回りなどの動きを中心にした劇・映画。活劇。
 せいぶげき【西部劇】米国の西部開拓時代を背景にした映画・演劇。ウエスタン。
 ホラーえいが【ホラー映画】ショック・恐怖・戦慄をねらった映画。スリラー映画・オカルト映画と重なりあう部分が多い。
 サイエンス フィクション【science fiction】空想的な世界を科学的仮想に基づいて描いた物語。ベルヌ・H=G=ウェルズらによって確立された。空想科学小説。科学小説。SF。
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 ぜんさく【前作】その作品の前に作った作品。
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 たいさく【大作】規模の大きい作品。また、すぐれた作品。傑作。
 けっさく【傑作】作品が非常にすぐれたできばえであること。また、その作品。
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 ぞくへん【続編/続篇】書物・論文・映画などの正編や前編などに続く編。第2の編。
 せいへん【正編】書物などの主要部分として編述されたもの。また、続編に対して、最初に編まれた書籍。本編。
 ぜんぺん【前編/前篇】書物・映画などで、2編または3編に分かれたものの最初の編。
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 スタントマン【stunt man】映画・テレビで、危険な離れ技を専門に演じる俳優。主役の吹き替えも務める。
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・ディストピア  ・ユートピア

 ディストピア【dystopia】反理想郷。暗黒世界。また、そのような世界を描いた作品。
 ユートピア【Utopia】空想された理想的な社会。理想郷。理想の国。無可有郷(むかうのさと)。
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 カーチェイス【car chase】自動車と自動車の、壮烈な追跡。

 じっしゃ【実写】2 映画や写真などで、模型やセットを使わずに現実の出来事や風物を撮影すること。3 漫画や物語などをアニメーションによらず、俳優を使って劇化、また映画化すること。
 クライマックス【climax】物事の緊張や精神の高揚が最高に盛り上がった状態。劇・文学作品などで、最も盛り上がったところ。最高潮。
 オーディション【audition】歌手・俳優などを起用する際に行う審査。
 クリシェ【(フランス)clich】ありきたりな決まり文句。常套句(じょうとうく)。
 ユーモア【humor】人の心を和ませるようなおかしみ。上品で、笑いを誘うしゃれ。諧謔(かいぎゃく)。
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・時代劇 ・現代劇

 じだいげき【時代劇】演劇・映画などで、主として江戸時代またはそれ以前に題材をとったもの。
 げんだいげき【現代劇】演劇・映画などで、現代に題材をとったもの。
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 メロドラマ【melodrama】元来は、18世紀後半に西欧で発達した、音楽の伴奏が入る娯楽的な大衆演劇。今日では、恋愛を主なテーマとした通俗的、感傷的な演劇・映画・テレビドラマなどをいう。
 げきじょう【劇場】演劇・映画・舞踊などを観客に見せるための建物。
 セット【set】映画やテレビで、撮影用に設ける建物・街路などの装置。また、演劇の舞台装置。
 なまほうそう【生放送】ラジオ・テレビなどで、録音・録画などによらず、スタジオや現場から直接に放送すること。また、その放送。
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 ひるドラ【昼ドラ】昼間に放送される帯ドラマ。
 おびドラマ【帯ドラマ】テレビやラジオの帯番組になっているドラマ。
 おびばんぐみ【帯番組】テレビやラジオで、毎日、または毎週、同時刻に連続して放送される番組。
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・フィクション ・ノンフィクション

 フィクション【fiction】作者の想像力によって作り上げられた架空の物語。小説。
 ノンフィクション【nonfiction】虚構を用いず事実に即して作られた作品。紀行・ドキュメンタリーなど。NF。

 じつわ【実話】1 実際にあった話。事実談。2 実際にあった話をもとに書かれた読み物。
 つくりばなし【作り話】ないことをいかにも本当らしく作った話。また、事実ではなく想像で作った話。うその話。
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 にんぎょうげき【人形劇】人形遣いが人形を操って演じさせる劇。指で操るギニョール、糸で操るマリオネット、文楽のように一体の人形を何人かの手で操るものなどがある。人形芝居。
 ギニョール【(フランス)guignol】ギニョル。操り人形で、人形の胴体の中に手を入れて指で操るもの。また、それによる人形劇。
 にんぎょうつかい【人形遣い】人形劇で、人形を操ること。また、その人。日本では、傀儡子(かいらいし)の芸から発展し、手遣い・糸操り・からくりなどの操作方法がある。人形回し。
 マリオネット【(フランス)marionnette】糸でつるして操る人形。また、それを使う人形劇。操り人形。
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 ぶんがく【文学】1 思想や感情を、言語で表現した芸術作品。詩歌・小説・戯曲・随筆・評論など。文芸。2 詩歌・小説・戯曲など文学作品を研究する学問。3 自然科学・社会科学以外の学問。文芸学・哲学・史学・言語学など。
 しいか【詩歌】しか。1 漢詩と和歌。2 詩・和歌・俳句など韻文の総称。
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・韻文・散文

 いんぶん【韻文】一定の韻律をもち、形式の整った文章。漢文では句末に韻字を置いた詩・賦などをいい、和文では和歌・俳句などをいう。狭義には詩と同義に用いられる。
 さんぶん【散文】韻律や定型にとらわれない通常の文章。

 いんりつ【韻律】韻文における音声上の形式。音声の長短、アクセント、子音・母音の一定の配列のしかたなどで表す音楽的な調子。また、俳句・和歌など、音数によって表すものをもいう。リズム。
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 しょうせつ【小説】文学の一形式。特に近代文学の一ジャンルで、詩や戯曲に対していう。作者の構想のもとに、作中の人物・事件などを通して、現代の、または理想の人間や社会の姿などを、興味ある虚構の物語として散文体で表現した作品。
 すいりしょうせつ【推理小説】主として犯罪に関係する秘密が、論理的に解明されていく過程の興味に主眼をおいた小説。ポーの「モルグ街の殺人」に始まるとされる。探偵小説。ミステリー。
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 とくしゅさつえい 【特殊撮影】映画・テレビなどで、特殊な機器・装置や技法を駆使して撮影し、実際には不可能なことや特殊な効果を画面に表すこと。また、その技術。高速度撮影・微速度撮影・ミニチュア撮影・スクリーンプロセスなど。特撮。
 みせば【見せ場】芝居などで、役者が得意な芸を見せる場面。また一般に、見るだけの値打ちのある場面。
 シリーズ【series】ある主旨のもとに企画された傾向の似た一連の事物。双書などの出版物、テレビやラジオの連続番組など。
 げきちゅう【劇中】上演されている劇のなか。

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